リフォーム(リノベーション)の間取りのアイデアと注意点を紹介!
中古マンションを購入してリフォームしたい、現在住んでいるマンションをリフォームしたいと考える場合、どんなリフォームをしたいですか?最近では、一軒家ではなくマンションでも、間取りを大きく変えたり収納を新しくしたりすることでガラッと違う雰囲気にすることが可能です。マンションリフォームのアイデアについてご紹介します。
ライフスタイル・家族構成で間取りのプランを考えよう
マンションは住むときに間取りが決まっているので、ライフスタイルに間取りが合わなくなってくる場合も。リフォームで間取りを変更する場合は、どこを重視すればよいのかご紹介します。
ストレスを感じているところがないかチェックする
まずは自分たちが住まいに求めるものは何かチェックしましょう。引っ越し前の今住んでいる家やリフォーム前の現在の家でストレスを感じている部分があれば、そこを解消してあげたほうが住みやすい家になります。
たとえば、物がたくさんあるのに収納が少ない場合。リフォームでおしゃれなフローリングや壁紙に変えても、もので部屋の中がごちゃごちゃしていては快適に暮らせません。リフォームで収納を増やすと住みやすくなります。
次にキッチンが狭かったり使いにくかったりする場合です。壁付けのオーソドックスなタイプのキッチンだと子どもの様子が見づらい場合には、対面式のキッチンにすると安心感がうまれます。また、キッチンの収納を追加する、間取りを変えてパントリーを設置するなどすることで、キッチンまわりは快適になる可能性があるのです。
次に日当たりが悪い場合です。日当たりを重視するのに、実際のマンションの日当たりがイマイチという場合は窓の位置を変えたり新しく窓を作ったりできます。
家族の成長に合わせる
今はWebサイトでたくさんの間取りを見ることができます。雑誌やSNSでもおしゃれな部屋作りをしているので、情報収集をしすぎると理想ばかりが高まり、自分の住まいに合わないリフォームして失敗する可能性があります。子どもが小さい場合はこれから大きくなり、自分の部屋が欲しいといい出すかもしれませんし、兄弟が増えるかもしれません。将来的に部屋数を増やしたり減らしたりする可能性がある場合は、リフォームの際に将来変更しやすい間取りにしておくとよいでしょう。
リビングは広くとっておいて、部屋を増やしたくなったら間仕切りをして部屋を増やしやすいようにすることもできます。子ども部屋は子どもが増えたり、家から出ていったりしたときのことを考えて可動式の間仕切りを設置するなど、フレキシブルな対応ができる余裕があると将来的に再度リフォームもしやすくなるでしょう。
マンションの人気の間取りパターンとは?
マンションの間取りはどんなものが人気なのでしょうか?ご紹介します。
田の字型タイプ
一般的なマンションに取り入れられているのが田の字型タイプのマンションです。水回りが中央に集まっており、部屋は田んぼの田の字のように十字に仕切られています。部屋が独立しており落ち着くことができる、どの部屋も採光性が高くしやすいのがメリットです。デメリットは廊下面積が広すぎる点や部屋が独立しているので家族間のコミュニケーションがとりにくいといった点が挙げられます。
センターインタイプ
センターインタイプの間取りは玄関がセンターに配置されており、玄関から枝分かれするように部屋が配置されているのです。玄関が中央にあることで、生活動線が短い、廊下が短いので部屋面積を広くとることができるといったメリットがあります。デメリットしては高級マンションに多い間取りなので、マンションの価格が高く供給が少ないことです。
ワイドスパンタイプ
ワイドスパンタイプの間取りはバルコニー側の間口が広くとられているのが特徴です。広いバルコニーに面した部屋が多いので、風通しや日当たりよく過ごすことができます。デメリットはリビング中心の間取りになるため、独立感が薄くなりがちな点です。
間取り変更にかかる費用は?
間取り変更にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?目安金額を見てみましょう。
部分的にリフォームする場合
間取りを変えるといってもマンションの間取り全部を変えなくてもよい場合もあります。たとえば2部屋を1部屋にする場合、16畳くらいであれば55万円から70万円ほど費用がかかるでしょう。和室から洋室に変更する場合は40万円から60万円ほどみておくとよいです。壁紙をおしゃれなものにするとさらに費用がかかります。
全体的にリフォーム、リノベーションする場合
ある程度大規模な工事をする場合、全部解体して骨組みだけの状態にしてからリフォーム、リノベーションするという方法もあります。全体にかかる費用が予測しにくいですが、㎡当たりの単価を出しているリフォーム会社ならおおよその金額が算出できます。
まとめ
一戸建てのように広くないマンションでも、間取りを変更してリフォームすることは可能です。あまり大規模なリフォームができなくてもこだわりの対面式キッチンにしたり、和室とDKの間仕切りを外して大きなワンフロアにしたり、子どもが運動できるボルダリングの壁を設置したりするなど、アイデア次第でマンションでもオリジナリティのある家づくりができます。まずはリフォームをする上で大事にしたいポイントを決めると家づくりの軸がぶれないので満足のいくリフォームができるでしょう。