リノベーション前の建物調査の内容
新潟市で賃貸物件のオーナーがリノベーションを考える際は、事前に建物調査を行うことが大切です。施工内容により違いはあるものの、デザイン性のみを優先させるのではなく、あらゆる角度から点検を済ませておけば、完成後に問題が起きるリスクは少なくなります。優れた診断を行う会社に依頼をする方法もあり、前もって知っておくと役に立つでしょう。
最初にアパートの基礎や耐震性を確認する
老朽化した新潟市のアパートを再生してリノベーションするには、事前に必ず行っておきたい調査があります。基礎まわりの状態を確認する方法と耐震性についての診断は、とくに重要なポイントになるでしょう。基礎が崩れてしまっている場合などは、修繕する必要があります。
耐震性においても最新の基準を満たしていない可能性があるため、必ず専門会社に建物調査を依頼することは欠かせません。リノベーションによりアパート全体の重量が増してしまう可能性も出てくるので、耐震性は高ければ高いほど安心できるでしょう。耐震性に問題が出ているなら、基礎部分から地面に対しての強化策、さらに外壁を使った強化策などもあります。ベストな組み合わせを選択すれば、リノベーションをしても地震に強い物件へ造り変えることができるでしょう。
屋根材を張り替えすることで重量が増す問題については、現在では軽量で丈夫な屋根材が普及しており、診断結果を見ながら資材選びを行えます。木造アパートの場合は、構造上重要な柱や梁、屋根裏の状態までを確認する調査も行うことで、弱い部分に補強材を入れて部分的に金属金具で強化する手段もあります。これまでは生活音が気になっていた物件でも、揺れや歪みで発生する音をシャットアウトできるので、点検しておくことがおすすめです。
雨漏りや水漏れ、給排水管を調査する
新潟市でアパート経営をしているオーナーは、物件のリノベーションの前には雨漏りがないか探しましょう。水漏れの状態や給水管と排水管のコンディションも調査することで対策できます。室内側に天井付近から雨漏りがしている状態であれば、一般人でも判断しやすいでしょう。しかし、少量の雨漏りがある場合は、屋根裏の木材や断熱材が腐食している可能性も考えられます。また外壁に雨漏りしている物件であれば、壁の内部が腐食していることはよくあることですが、点検も必要となるでしょう。
リノベーションは、水まわりの設備交換も含まれるのですが、見えない部分の水漏れを点検することには大きな意味があります。床下の給排水管からの水漏れを起こしている物件は少なくありません。とくに古いアパートの場合は、鉄製の給水管を使用していることが多いので、錆がついてしまい、腐食によって配管類に穴が開いている可能性もあるでしょう。
見えない部分で、確認が難しい部分ではありますが、点検を行わずにリノベーションをしてしまうと、後から給水管等の交換費用がかかってしまう場合があります。すでに老朽化している配管類はすべて点検をした上で、新しい樹脂製の配管へと切り替えておくと安心です。新しい素材の配管は腐食を起こしづらく長期利用に耐えることができ、地震にも強いとされているため調査を行いたい場所でしょう。
間仕切りと搬入する機材類についても調査の対象になる
リノベーションを行う新潟市のアパートなどの賃貸物件のオーナーは、施工前の点検と調査を充分に行うことが求められるでしょう。施工を依頼する会社に一任する方法もありますが、利害関係が生まれるリスクがあるため、第三者機関に依頼をする方法であれば間違いないといえます。
アパートでは、間取り変更をともなう建物のリノベーションを行うには、現存している間仕切りを撤去してから造り直す方法がよく行われる施工です。しかし、撤去してもよい間仕切りとできない間仕切りがあるため、専門会社に調査依頼することで明確に判断してもらうことができるでしょう。本来であれば、撤去すると構造上の問題が起きてしまうような場合でも、新しい技術により補強した上で取り外すことは決して不可能ではないのです。このようなケースでは、素人での判断が難しいため、充分な知識力を持つ会社に依頼をするとより安心でしょう。
リノベーションでは、単に間取り変更や床材、壁材の張り替えだけでなく、水まわりの設備も新しくすることが一般的のようです。水まわりは狭い空間に湯船とトイレ、洗面台がセットで施工されているユニットバスの物件がありますが、リノベーションにより分離する方法も人気があります。ところが、大きな機材類を室内に搬入できず、後から重大な問題が起きてしまうことがあるのです。事前に充分な調査を行っておけば、使用する機材類の確認もできます。
新潟市で所有しているオーナーで物件のリノベーションを検討する際には、建物の調査をしないと後からトラブルが発生するリスクがあります。耐震性や基礎部分、柱と梁の状態、雨漏りの点検も重要です。配管類やリノベーションで用いる機材類の搬入ルートを確保できるかどうかの調査も行えば、理想に近い賃貸アパートに仕上げられるでしょう。